柄歯科医院のチームリレーブログBlog
柄歯科医院のスタッフが綴る歯科のこと、医院のこと、お役に立つ情報まで
色々楽しく綴っていければ良いと思いますので、お時間がございましたら
たまにのぞいてみてください。
神の手からの学び〜私だからこそできるケア〜
2019年7月27日
やっと梅雨があけました。
皆さん、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
先日、坪田と2人で休暇をいただきまして、貴重な体験学習をして参りました!
訪問診療の草分け的存在、阿川真澄先生の実際の仕事に同行させていただけたのです。私たちを受け入れて下さった 「ぎおん牛田病院」さま、大感謝です。
歯科衛生士が人の命に関わってケアをするというプロフェッショナルな仕事ぶりを目の当たりにして、ただただ圧倒されるばかり。
日ごろの診療所では絶対に出来ない経験でした。
「診療室に来られるのは、患者さんであって患者さんじゃない。自分の意思で来院されているんだから。本当の意味での患者さんから今日はしっかり学ばせていただきなさい」
阿川先生のこの言葉から、1日が始まりました。
声かけ、観察から始まり、血圧、酸素濃度を測定。必要ならば呼吸リハ。患者さんのその日、その時の体調を全身でサッチして、その都度、適切な口腔ケアをされていました。
神の手・・・という言葉がありますが、それはまさに、神の手に見えました。
「単なる歯磨きおばさんになっちゃだめよ! 私たちは医療人。患者さんの命を管理させてもらってるの」
阿川先生の締めの言葉が強烈でした。
当院は担当制です。
私が担当させていただいている方でも、20年を過ぎた方々が多くいらっしゃいます。
柄歯科医院まで来れそうにもなくなったぞ・・・というその時に、私だからこそできるケア、命の管理を任せていただけるよう、学びと経験をこれからも積んでいきたいと思います。
訪問診療行きますよぉ!!
人生100年時代。
そこを見通した診療、永い永いおつきあいを目指していきたいと思います。
上田
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健口から健康へ!講演をさせていただきました。
2019年7月4日
こんにちは。
こどもたちの可愛い傘が紫陽花のように並ぶ季節になりました。
先日某幼稚園より御依頼があり、保護者の方を対象に講演をし、私も同行させて頂きました。
『健口から健康へ!〜ライフステージに応じたお口の健康について〜』
というテーマで当院の慎太郎先生の熱い思いのつまった約1時間の講演でした。
100名近い保護者の方々の熱心な傾聴ぶりには本当に驚き、感心いたしました。
私も歯科衛生士として健口のお手伝いさせて頂きたいと改めて思いました。
その中で「カリエスフリー」の話題がでました。
皆様は『カリエスフリー』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これはむし歯になった事が一度もないという意味です。
お子様のカリエスフリーを目指すために大切なポイントは、お子様と同じスプーン、フォークを使わない事です。
むし歯菌は3歳までにお家の人から感染すると言われています。
一度感染するとむし歯菌が一生住み続けますが、逆にそれまでに感染しなければむし歯になりにくくなります。
離乳食が始まる時期から気をつけてみて下さいね。
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「食育」〜ベストを知ってベターを選ぶ〜
2019年7月2日
夏野菜が色鮮やかに並ぶ季節になりました。
さて、皆さんは今朝、何を食べましたか? 昨夜、何を食べましたか?
「私たちは食べたものによってできているっ!!」
今回のテーマは『食育』です。
先日、『歯科と食育セミナー』に参加してまいりました。
元フレンチのシェフであった講師、竹内英二先生は、自らのメタボ経験を機に、食と栄養学を極め、大学や多くの医療施設でご講演、食事指導活動をされています。歯に衣着せぬ物言いで、世の中の『安全ではない食』について、ユーモアを交えて滅多切り。陰陽五行説にもまつわる『食』について学び、自分の食卓、冷蔵庫の中、調味料、、、いろいろ考えさせられるセミナーでした。
『食』が体を作ることはもちろん、心も作る。健康とは健やかな体と康(やす)らかな心のことで、「健体康心」という四文字熟語の省略なんですね。
白米という漢字、、、米片に白と書くと「粕・かす」です。
「ぬか」という漢字、、、米片に健康の「康」を書いて「糠」です。
何が体と心に良いのか。時短を優先に、手軽な食材を選んでしまう日常ですが、ベストを知ってベターを選ぶ、そんな学びを得た1日でした。
当院では、健口から健康にっ!!をテーマに日々の診療に取り組んでおります。
心身の健康のために『食』のこと、一緒に考えてみませんか?
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感謝 ~40周年記念講演を終えて~
2019年4月15日
先日はお忙しい中、230名もの患者さま、ご来場いただきましてありがとうございました。
同じ空間で、西田亙先生のご講演「人生100年時代は歯医者さんへの定期通院から」を聴けましたこと、スタッフ一同大変うれしく思います。
みなさんの熱心な傾聴ぶりに、西田先生もとても感心しておられました。
糖尿病専門医でありなが、歯科医だっけ?と、錯覚しそうなほど、口の中に関するしっかりした内容の分かりやすい説明に、ぐいぐい引き込まれたのではないでしょうか。
口の中を健康に保つことが、全身の健康へ大きくつながっていることがよく分かりましたよね。最新情報であるアルツハイマーと歯周病についても説明していただきました。
お帰りの際、ほとんどの方々が、エレベーターを使わずに5階から階段を歩いて降りられていました。西田先生効果、恐るべし。
「この会場に来られている皆さんは、勝ち組です!」
と先生がおっしゃっておられた通り、皆さんは間違いなく、PPK(ピン・ピン・コロリ)の勝ち組ですね。
人生100年、何よりも健康で、倖せでいられるように、心をこめて「歯糞」をお取して、お口の中を清めさせていただきたいと思います。
今後とも、永い永いお付き合いを、どうぞよろしくお願い致します。
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dhcoax ガッテン!と唸る講演会
2019年2月22日
こんにちは。梅の花が咲いて春の気配を感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今日はいきなりクイズです。
Q.ダイエットもできて子どものIQを20もあげれる毎日の簡単な習慣ってなんでしょう?
(答えは最後にあります)
2月3日は我がチーフ衛生士の足利が主催するdhcoaxミーティングが開催されました。
21回目の今回はNHK番組「ためしてガッテン」をデスクとしてずっと制作されておられた北折一先生の講演でした。
北折先生は視聴者(患者様)がどうやったら健康に関する情報を興味を持って受け取ってくださり、そして生活に生かしてくださるか、そのノウハウを教えてくださいました。視聴率という大きな数字を背負いながら、考えに考えられ、練りに練られ、磨きに磨かれたその方法は誰しもが確かにガッテン!と唸るものばかりでした。
もちろん先生の講義も、受講者である私達に様々な作戦が練られており、楽しく笑いながら、なるほどなるほどガッテンガッテン唸っていたらあっという間に5時間半が経ってしまいました。そして日々の診療ですぐにでもそのノウハウを生かしたいと思いました。
最後にクイズの正解です。
A.食事をひと口30回噛む事だそうです。ひと口30回噛むと満腹中枢が刺激され、早く満腹感を感じやすいのです。しかも良く噛むと食材の味が良くわかるようになるので味付けが薄くなり、減塩にもなって一石二鳥です。小学生の子どもさんに30回噛むこと習慣づけた集団で、IQが20も上がったデータも見せていただきました。脳に良い刺激が加わるんですね。
咬むということは寝たきりの方を1日で立ち上らせるくらい、すごい力をもっています。皆様が正しく咬めていつまでも健康な生活を送れるよう、これからも私たち柄歯科のスタッフにお手伝いをさせてください。
待合室に北折先生の著書を置いております。ご来院の際にはどうぞ手にとってご覧ください。
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