柄歯科医院のチームリレーブログBlog
柄歯科医院のスタッフが綴る歯科のこと、医院のこと、お役に立つ情報まで
色々楽しく綴っていければ良いと思いますので、お時間がございましたら
たまにのぞいてみてください。
歯周病予防ノウハウセミナー2018
2018年12月14日
こんにちは!四月に入局した東川です(^^)
年の瀬も近づきましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
先日、岡山で行われた
歯周病予防ノウハウセミナー2018に
院長と共に新人4名で参加させて頂きました!!
テーマは『歯周病予防』
成人が歯を失う原因のトップは歯周病です。
歯周病は初期の段階では痛みもなく自覚症状がないまま進行します。
気がついたときには、歯茎の炎症だけではなく、
骨を溶かし、かなり悪化しているという病気です。
自覚症状が少ないので
「静かな病気」(サイレント・ディジーズ)と
呼ばれています。
柄歯科では、その「静かな病気」である歯周病の進行やリスクを早期発見、
予防するために、精密な検査を行っております。
歯周治療の検査だけでなく、治療に必要な検査はいくつかあります。
そういった検査1つ1つを担当衛生士が、
『説明』をしっかりと行い『安心』して皆さんに治療に臨んでもらいたいと思っています!
不安な事、気になる事はなんでもご相談くださいね。
皆さんと楽しい時間を過ごしながら
知識をつけ歯周治療をサポートしていきたい!と
改めて考える事のできたセミナーでした☺︎
スウェーデンイエテボリ大学歯周病科研修
2018年11月7日
朝晩と寒さを感じるようになってきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
予防の先進国でありエビデンスに基づく様々な情報が発信されている国、スウェーデン。
そんな最先端な場所に院長は18年前から歯科衛生士を送り出してくれ、
一人の人間として色々な世界や日本とは違った歯科衛生士の姿をみるチャンスを与えて下さっています。
昨年に続き、今年は私、坪田が
スウェーデンイエテボリ大学歯周病科研修
に参加させていただきました。
ここには書ききれないほどの多くのことを学びました。
そのなかでも実習もありとても勉強になったエアポリッシャーについて少しお話ししたいと思います。
エアポリッシャーとは水圧とパウダーで従来の着色除去はもちろんですが、
それに加えて細菌の膜・バイオフィルムを除去する方法です。
とても粒子の細かい糖アルコールの一種であるエリトリトールを配合したパウダーを用いており、
これによって、今までよりも歯や歯茎のダメージが少なく短時間でさらに効果的にバイオフィルムの除去ができます。
今週11月8日は
「いい歯の日」です。
この機会に予防してみませんか。
○○の秋
2018年10月11日
私事ですが、来年2月に開催されるマラソン大会に出場することになりました!
夜のランニングも快適になり、走っている最中に聞こえてくる虫たちの声に秋の深まりを感じています。
先日、横浜で開催された日本国際歯科大会に参加してきました。4年に一度開かれ、国内外の歯科医療関係者が一堂に会する大きな学会です。歯科業界トップランナーの先生方の講演を聞き、明日から応用できる知識・技術、今後さらに見聞を広げるべきことが見つかり有益な2日間でした。
中でも印象的だったのが「治療計画の考え方」についてでした。
治療計画とはどのように治療を進めていくかの方針、そしてそれに沿って治療を行っていく、いわゆる地図のようなものです。車でのドライブもそうですが、「目的地=治療の目標」を明確にすることが大事ですね。
虫歯治療や歯周病治療など、そして快適なメインテナンスも含めて治療計画を立案することが大事なのだと深く再認識しました。
一緒に『美味しくご飯を食べられる』ためのサポートをさせて下さい。
運動の秋、勉強の秋、そして食欲の秋!
皆様も素晴らしい秋をお過ごし下さい。
Dr.慎
歯科からの「食欲の秋」支援
2018年10月2日
カープ3連覇っ!! 嬉しい秋の始まりです。
みなさんこんにちは!
スポーツ、読書、芸術の秋とありますが、私はやっぱり「食欲の秋」です。
さて先日、恒例のdh coaxが神戸で開催されました。今回は20回目という節目の回で、若手DHによる症例発表、ベテランDHによる仕事との関わり方、働き方の処世術など、盛りだくさんの内容でした。歯科衛生士として、女性として、今後の人生を考えることのできた貴重な時間となりました。
そして午後からはメインである特別講演。日本大学歯学部付属歯科病院副病院長、植田耕一郎先生による「かかりつけ歯科衛生士が実施する診療室を核にした高齢者への在宅支援と摂食機能療法」でした。
“美味しく、楽しく、美しく” お食事していただくために大切なことは、食事を口から摂り、噛み、飲み込むなどの摂食・嚥下の運動機能、口腔機能が健康でいることです。
在宅支援や摂食機能療法と聞くと少し難しく、診療室で働く私には、関わりの少ないことのように感じていましたが、診療室で「むせる」や「噛みにくい」、「飲み込みにくい」という口腔機能の低下のサインに気づき、診査し、予防することで、来院されている多くの患者さんの支援ができることを学びました。
医療保険の決まりも、そういったお口の健康のための保険制度にシフトしてきていることも学び、私たち歯科衛生士ができることはやりがいも責任もあると強く感じました。
これからも患者さんの「食欲の秋」を支援できるよう、日々精進していこうと意欲が湧いた1日でした。
歯周病と糖尿病のとてもとても深い関係
2018年8月30日
こんにちは!
今年4月に入局した谷川です!
「今年の夏は暑いですね」と 何回言ったでしょうか。。本当に猛暑でしたね(^_^;)
日中はまだまだ暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか?
さて、8月19日(日)に開催された広島県歯科医師会 第一回学術講演会のご講演に参加させていただきました。テーマは「歯周病と全身疾患 炎症で繋がる歯周病と糖尿病」です!
今回、ご講演をされたのは広島大学歯学部教授の栗原英見先生、「にしだわたる糖尿病内科」院長・西田亙先生です。
歯周治療が成功すれば、糖尿病患者さんの服用している薬が1つでも減るかもしれないということを聞き、歯科衛生士の力がとても重要だと思いました。実際に、適切な歯周基本治療を行うと三ヵ月後にはCRP(C反応性蛋白)を0.13mg/dl以下にさせるという具体的な数値もあげられています。CRPは0.1mg/dL上昇するだけで心筋梗塞、糖尿病の発症リスクが3倍にまで上がるそうです。
咀嚼機能(噛むこと)が下がることも糖尿病のリスクが高くなる要因の一つ。認知症や誤嚥性肺炎の発症にも関係するので、定期的なケアや歯周病予防が大切だということを感じました。このことをより多くの患者さんに伝えていきたいです。
また年に4回以上の歯科受診が糖尿病の医療費削減に良いようです。
歯科との関連がこんなにもあると思うと、改めて定期検診の重要性が分かりますね。
ただ単に治療、メインテナンスをして終わりではなく、お口がキレイになった先には糖尿病、NASH、肺炎、リウマチなど、、全身疾患の予防につながりが多くあることを患者さんに知っていただき、実感してもらいたいと強く思います。
患者さん一人一人にあった適切なアドバイスができるよう、日々推進してまいります。