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柄歯科医院のチームリレーブログBlog

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色々楽しく綴っていければ良いと思いますので、お時間がございましたら
たまにのぞいてみてください。

歯周病と糖尿病のとてもとても深い関係

こんにちは!
今年4月に入局した谷川です!

「今年の夏は暑いですね」と 何回言ったでしょうか。。本当に猛暑でしたね(^_^;)

日中はまだまだ暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか?
さて、8月19日(日)に開催された広島県歯科医師会 第一回学術講演会のご講演に参加させていただきました。テーマは「歯周病と全身疾患 炎症で繋がる歯周病と糖尿病」です!

今回、ご講演をされたのは広島大学歯学部教授の栗原英見先生、「にしだわたる糖尿病内科」院長・西田亙先生です。

歯周治療が成功すれば、糖尿病患者さんの服用している薬が1つでも減るかもしれないということを聞き、歯科衛生士の力がとても重要だと思いました。実際に、適切な歯周基本治療を行うと三ヵ月後にはCRP(C反応性蛋白)を0.13mg/dl以下にさせるという具体的な数値もあげられています。CRPは0.1mg/dL上昇するだけで心筋梗塞、糖尿病の発症リスクが3倍にまで上がるそうです。

咀嚼機能(噛むこと)が下がることも糖尿病のリスクが高くなる要因の一つ。認知症や誤嚥性肺炎の発症にも関係するので、定期的なケアや歯周病予防が大切だということを感じました。このことをより多くの患者さんに伝えていきたいです。

また年に4回以上の歯科受診が糖尿病の医療費削減に良いようです。
歯科との関連がこんなにもあると思うと、改めて定期検診の重要性が分かりますね。

 

ただ単に治療、メインテナンスをして終わりではなく、お口がキレイになった先には糖尿病、NASH、肺炎、リウマチなど、、全身疾患の予防につながりが多くあることを患者さんに知っていただき、実感してもらいたいと強く思います。

患者さん一人一人にあった適切なアドバイスができるよう、日々推進してまいります。

 

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